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尭心亭
お店に入ると仲居さんが「4月に来られた方ですよね?」って僕のことを覚えていてくれました。一人客でデジイチとビデオカメラで撮っているため目立つんでしょうか。とあるお店の方に僕は印象に残るお客さんって言われたことがあります。カメラ以外にもいろいろと質問するし、お店の方とはなるべく話をするようにしているのも含めて印象に残るのかなと思います。
さて席に着くと若女将さんでしょうか。「今月も起こしになさって頂きありがとうございます。」などなど丁寧な挨拶があり、まだ2回目だし常連客ではないのですが接客も優れたお店ですね。
帰りには女将さんと話す機会がありまして、帰り際に預けていた荷物の1つで紙袋のものがあったのですが、雨のため破けていました。女将さんは見るとすぐに「こちらの袋に変えましょうか?」と用意してくださって親切ですね。
今月も6月の今の季節を見事に皿の上に表現しつくした感がある美味しい精進料理を頂けて、上記に書いた接客のおかげもありほんと幸せな気分で胸が一杯になり帰りました。



今月の料理は、前菜の盛り合わせととうもろこしとじゃがいもをあわせたものと甘辛唐辛子の揚げ物とお店の入り口の写真をアップします。
今回はまぁ撮れたほうではないでしょうか。捕っていて思ったのがグラスやガラスの器って撮るのがいつもながら巧く撮れなくて苦手ですね。家でも何度も練習しているのですが全く巧くなりません。
今回は先付けが煮梅でしたから梅酒でも飲もうかと思いまして頼んで、煮梅と一緒に背景をぼかすようにして撮ったのですがうーん、何度チャレンジしてもダメでした。


さて献立と簡単な感想を以下にアップします。



先 付 煮梅

刻んである紫蘇の香りがふんわりと。甘味が強くてシロップでも煮たのか?
と思うぐらいの甘さでしたが、しつこくはなかったです。

千代口 枝豆共和え

共和えと書いてあるとおり枝豆をすりつぶした物と枝豆を和えていて
枝豆の甘味がよく感じられる1品。

壺 胡麻豆腐

胡麻の香りが濃厚な味わいです。炒った胡麻で作っているんでしょうか。

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前 菜 盛り合わせ

湯波煮凍り
いちぢく
芋茎
押瓜
蛇の目大根
蕗いり煮
丘ひじき

丘ひじきは珍しい豆腐のマヨネーズで合えているのですが、おからの風味がよくしました。
豆腐以外に材料は秘密と言われましたが。
いちぢくは、胡麻だれがかかっていてこんな食べ方は初めてでしたが悪くないですね。

刺 身 生引上湯波

日光名物ですからね。京都の違い厚みがあるのが特徴で日光の湯葉のほうがより好み。

平 椀 揚巻湯波、印元

湯葉の甘味が揚げることで更に増していて、揚げた湯葉から出たものと煮汁がとけあい
ほどよく甘くちょうどいい塩梅。

平 皿 港揚、擬製豆腐

刺身からここまでは毎回同じのようですね。

長手皿 長茄子田楽

縦縞に皮を剥いた長茄子を合わせ味噌でこってりとなり、ボリューム感があります。

中 鉢 蓴菜もろへいや

こってりとした料理が続いていたので、もろへいやや山芋、じゅんさいと酢の味わいがさっぱり
と口の中の脂をすっきりと流してくれました。

煮 物 南瓜・小芋・冬瓜・蚕豆・人参

芯抜き器で中心をくり抜いたと思われる円形の人参がそら豆と一緒に小芋と冬瓜の上に飾られていて
野菜のそれぞれの美味しさが生きた味わい、つまり精進料理特有の淡味と思えるものでした。

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揚 物 とうもろこし、甘長唐辛子

とうもろこしをくりぬいてじゃがいもを詰めてから揚げています。
唐辛子でも辛くないものもあるんですね。辛さをほんと感じませんでした。

飯 椀 新生姜飯

三光院でも生姜ご飯は食べていますが、尭心亭のは生姜の風味が強目に感じました。
それでも生姜は今の季節にぴったりな爽やかな味わいをもたらしてくれます。

小 皿 香の物

汁 椀 麦味噌仕立

水菓子 桜坊

さくらんぼ、豆乳のヨーグルト、寒天でさっぱりと

甘 味 水無月小倉
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by cuisinejaponaise | 2007-07-01 22:45 | 尭心亭
尭心亭 4月の精進料理
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尭心亭 前菜

葉山葵、行者葫、かたくり、桜花大根、ぜんまい、あすぱら菜

EOS 5D+EF 35mm 1.4L

5Dは、フルサイズCCDのためボカして撮るのにほんと最適なデジイチです。どこまで背景をぼかすかF値にほんと迷いました。

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昼に尭心亭、次に蕎麦、夜に満願寺と昼も夜も精進料理を頂いてきました。
尭心亭は、お寺ではなくて料理屋さんだからもしれませんが、基本的にひとつひとつ運んでくるので、温かいものが温かいうちに食べれました。
やっぱりね、温かいものが温かいうちにというのは、料理を提供する時に最低ラインだと思います。
お寺さんで頂く精進料理だけでなく、旅館や民宿の食事で作りおきというのが何度もこれまでありました。
冷めてしまった料理ほど美味しくないものはないですよね。せっかくの美味しい料理がだいなしです。
残念ながら満願時は、僕1人の宿泊だったためなのかもともとそうなのかわかりませんが天ぷらや田楽など作り置きでした。
でもそれは1人からでも宿泊を受けてくれたためありがたさを感じているため、不満ではなくてあくまでも事実として書いておきます。
揚げたてだったらもっと美味しいだろうにと思いながら食べました。

尭心亭に話を戻します。
他にも魅力を感じたことがありますので列挙します

○地酒の豊富さ
これも料理屋さんだからかもしれませんが、地酒を何種類も用意してあります。
通常、お寺だと1種類しかありませんので、選ぶ楽しみがあります。
料理の美味しさもありましたが、料理と一緒についあれもこれも飲んでみたいと思ったら昼から3合も飲んでしまいました。

○季節の素材と地元の食材の豊富さ
合計で16皿と皿数の多さのためなのですが、日光名産の湯葉や10種類以上の山菜や筍、春キャベツなど旬の食材をふんだんに使っています。
そして料理の味付けがお酒を飲むのにあわせているのか濃い目と感じるものが多いのがよく、もちろん濃い目だけでなくさっぱりとした味わいの料理もあるので緩急自在と味の変化をつけていて、コースとして食べた時に流れを感じることができます。
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by cuisinejaponaise | 2007-04-17 06:25 | 尭心亭