「ほっ」と。キャンペーン
<   2007年 03月 ( 3 )   > この月の画像一覧
三重の食文化(概論)
三重の食文化

地図でみる三重県の輪郭は、翼を広げて飛んでいる鳥のようだと言われています。南北に長く、そして、突き出した志摩半島が、確かに頭部とくちばしのようにも見えます。北西には養老山地、鈴鹿山脈、布引山地などが連なり、伊勢湾に面して伊勢平野が広がっています。南部は、紀伊山地が東西に伸び、平地は少ないです。
気候は、伊勢平野は温暖で、伊賀盆地では寒暑の差が大きい内陸型を示し、熊野灘に面した地方は、温暖多雨となっています。

三重県では、都市近郊から山間部に近いところまで、それぞれの地域にあったバラエティーにとむ農産物がみられ、森林が多いところから、キノコなどの山林物も豊富で、また水産業も長い海岸線に恵まれて、活発となっています。
伊勢平野、伊賀盆地を中心に作られているコメは、良質米として評価が高く、特に一志米の名が知られています。
県の中北部にある久居市は、幸水、長十郎を主にした梨園が多いところで、キャベツの産地でもあります。
櫛田川中流域では、伊勢芋の栽培が盛んです。かつてこのあたりは、松阪木綿の産地でした。伊勢芋は、ヤマノイモ科のツクネイモの一種ですが、多気町が原産地と言われていて、江戸時代からの栽培の歴史があります。ゴツゴツ凹凸のある形をしていますが、すりおろすと白さが変わらなく、粘り気が強いのが特徴です。高級料理、高級和菓子のなどの材料として使われています。
宮下川流域の度会郡小俣町は、トマトや大根作りが盛んなところです。大根は有名な伊勢たくあんとして、京阪地方へ出荷されています。伊勢たくあんは、明治の初め頃、農家の副業として作られたようですが、このあたりの吹き渡る風が、ちょうどよく大根を乾燥させると言われています。
もともとは滋賀県の特産野菜である日野菜は、三重県では伊賀地方、鈴鹿市などの気候や土質にあい、漬物用として多く栽培されています。
県内各地で柑橘類の栽培が行われていますが、「一年中、みかんの絶えるときがない」と三重県の人たちの自慢のひとつにもなっているのが、和歌山県に近い南牟婁郡の御浜町のミカン園です。
ここではまず春のポンカンに始まって、伊予カン、ネーブル、甘夏ミカン、サマーフレッシュ、温州ミカンまで次々に実っていきます。
三重県が茶どころであることは、意外に知られていません。四日市市、鈴鹿市から南伊勢地域にかけて栽培されている茶は、伊勢茶と呼ばれ、静岡、鹿児島につぐ全国で3番めの生産量を誇っています。
森林面積の広い三重県では、シメジ、シイタケなどキノコ類の生産がさかんで、ヒラタケはかつては全国一でしたが、今は減産傾向となっています。
また山間部では、スギで有名な多気郡宮川村のように、大杉渓谷のフキをはじめ、山菜類を佃煮にしたものを、地域の特産物にして好評を得ています。

畜産業は、海外でも知られている松阪牛、伊賀牛などの肉用牛を初め、乳用牛、豚、鶏の飼育が行われています。
三重県の海岸線は長く、しかも変化に富み、わが国でも有数の水産権県になっています。英虞湾や五ヶ所湾を中心とする真珠の養殖はあまりにも有名です。
養殖産業は、海苔、牡蠣が伊勢湾と的矢湾で、ハマチや鯛なども盛んに養殖されています。
沿岸、沖合い、遠洋漁業による漁獲の主なものは、鰯、イカナゴ、鰹、鰤、鮪、鯵、鮑、伊勢海老などです。
三重県は遠洋カツオ一本釣りでは、例年、全国一の漁獲高を挙げています。
志摩半島では、日本一の生産量を誇る海苔佃煮の原料になる青海苔が取れます。
白い作業衣で海にもぐる志摩半島の海女は、4月か9月頃まで、ワカメ、ヒジキなどの海草や、アワビ、サザエなどをとっています。
真珠を生み出すため真珠貝と呼ばれているアコヤガイの貝柱を酒粕に漬けた「真珠漬け」、伊勢神宮へ献上される鮑、その鮑を丸ごと煮つけた「参宮あわび」、桑名市の「時雨蛤」など、三重県の海の幸のみやげものにはぜいたくなものがあります。
お菓子では、「へんば餅」、「赤福餅」、「なが餅」、「かた焼き」、「生姜糖」、「関の戸」などが三重県名物となっていて。江戸時代から作られているものが多いです。

参考文献
「日本の郷土料理」 ぎょうせい
「郷土料理と美味しい旅」 朝日新聞社
[PR]
by cuisinejaponaise | 2007-03-29 06:31 | 三重の食文化、風土
和歌山の食文化(概論)
和歌山県は、紀伊半島の南西部に位置し、北は大阪府、東は奈良県と三重県に接しています。西と南は海に面し、海岸線は複雑で長くなっています。
紀伊山地の山々を中心に、森林地帯が多く、「木の国」と呼ばれるのにふさわしいと言えます。おもな河川は、紀の川(奈良県側では吉野川)、有田川、日高川、日置川、古座川、熊野川です。気候は、黒潮の影響で温暖なところが多いですが、紀北の山間部は、凍豆腐(高野豆腐)がつくられてきたことがわかるように、気温が低いです。
和歌山県は、紀北、紀中、紀南の3つに区分されますが、実際にはこの県の人々は、有田川を越した南側の海に面した地域を、南あるいは下といい、紀北、紀南の2つに分けているそうです。

和歌山県の特産物と言えば有田市の有田みかん、全国1の収穫量を誇るはっさく、なつみかん、ネーブルオレンジ、バレンシアオレンジ、柚子、国内で唯一のジャバラなど柑橘類が豊富です。
みかんと並んで和歌山県を代表する産物といえば梅です。日高地方から西牟婁(ニシムロ)地方にかけて産地となっている紀州梅は、皮がうすく、タネが小さくて味のよいことで定評があり、産地では梅干のほか、紫蘇の葉で包んでシロップ漬けにした「封じ梅」、梅ジャムなど、梅の加工品作りがさかんです。
この他に和歌山県では、柿の生産量も多く、九度山町、かつらぎ町、橋本市は富有柿の大産地です。かつらぎ町では渋柿による干し柿作りも古くからさかんです。
野菜では、鹿児島県についで生産量が多いサヤエンドウは、日高地方で栽培がさかんで、印南町が主産地となっています。玉葱は、打田町、レタスは御坊町が主産地となっています。
ふるさとの味として親しまれているのが、新宮市の高菜で、有名な「めはりずし」に欠かせません。
全国生産の5割を越す山椒は、林業の盛んな有田川町が主産地で江戸時代から栽培されてきました。


和歌山県の海岸線は、599KMと長く、水産業は古くから活発です。捕鯨で長い歴史を持つ太地、マグロやカツオ漁の根拠地である勝浦など漁港は全部で99(昭和63年当時、現在も同じかは確認できず。)あると言われています。
紀伊水道に面した側と熊野灘に面した側とでは、水揚げされる魚種に違いがあります。
紀伊水道側では、太刀魚、シラス、鰆、伊勢海老、鯛など、。熊野灘では、鮪、鰹、鰯、鯖、鯵が代表的なものです。
さんまずしをはじめ、紀南地方ではさんまがよく食べられています。また紀南ではウツボも好まれ、みそ汁、塩焼き、すき焼きなどにもされますが、佃煮がおなじみで、串本町では、小明石煮の名前で売られています。
日高市ではふぐより美味しい幻の魚と言われているクエ料理が有名です。
水産加工も各地で盛んで、南部町のウルメ干しや一夜干し、スルメ一夜干し、田辺市のエソ、グチを用いたかまぼこ「なんば焼き」も名物です。
水産業ではほかに栽培漁業にも力を入れていて、真鯛、平目、鮑などの種苗放流が行われていて、また、ハマチ、ノリ、ワカメの養殖も盛んです。

わが国の醤油の発祥地、有田郡湯浅町ではいまも手づくりの醤油が伝えられていて、中国から製法が伝わった金山寺味噌も製造されています。
高野山では、高野豆腐、胡麻豆腐が名物として土産物店に並び、日高川の上流にある、温泉で知られる龍神村では「ゆべし」が作られています。
お菓子では、和歌山市名物の「煉羊羹」、最中の「五十五万石」、碁石に利用されている那智黒石を模した「那智黒」、御坊市の「釣鐘饅頭」、白浜町の「柚子もなか」が知られています。


参考文献

「日本の郷土料理」 ぎょうせい
「郷土料理とおいしい旅」 朝日新聞社
[PR]
by cuisinejaponaise | 2007-03-26 08:21 | 和歌山の食文化、風土
和歌山の食文化
和歌山の郷土料理

○寿司

・さんま寿司

・めはり寿司

○太刀魚料理

和歌山は太刀魚の水揚げが日本一
・寿司、刺身など

○うつぼ料理

うつぼを好んで食べるのは南紀ぐらいでしょう。
・刺身、照り焼き、すき焼きなど

○かつお茶漬け

○かつお飯

○茶粥

○柚べし

○ハモ料理

○クエ料理

○くじら料理

とりあえずこれで調べた全てではありませんが、簡単に名前だけをアップします。
[PR]
by cuisinejaponaise | 2007-03-24 15:47 | 和歌山の食文化、風土